インドネシアでのビジネスは魅力的だとよく聞きますよね。 多くの日系企業がインドネシアに進出しているので、確かにその通りでしょう。

インドネシアには豊富な労働力や資源があるので、進出した方がメリットがあるかもしれません。

でもどういった会社がインドネシアに進出しているか気になりませんか? そこで今回は2021年にインドネシアに進出した企業についてご紹介します。

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ビジネスの視点から見て2021年はどういった年だったか

インドネシアでは2021年に以下のようなことが起こりました。

  • 新型コロナウイルスの蔓延
  • 気候変動問題に積極的になった
  • デジタルサービスの普及 

まず、全世界的に猛威を振るった新型コロナウイルスはインドネシアでもたくさんの被害を出しました。これによってロックダウンなど経済への影響が大きかったです。

そして、インドネシアは気候変動問題に積極的になって、特にインドネシアの資源を利用したEV車の生産に取り組むようになりました。これまで森林破壊が問題視されていましたが方向転換です。 また、コロナ禍もあってデジタルサービスが多く普及しました。

特にインターネットの通販、それに応じてキャッシュレスなど金融のデジタル化がトレンドとなりました。 2021年は少しイレギュラーな年となって日系企業も通常とは違う戦略を取らなければなりませんでした。一体どういった企業が進出したのでしょうか。

2021年にインドネシアへ進出した日系企業一覧

2021年にインドネシアに進出した日系企業には以下のようなものがあります。初進出だけではなく、新規オープンなど幅広い意味での進出をカウントしています。

  • HY + s Beauty(美容室)
  • イオン(小売)
  • via alma-KOTA DELTAMAS-(不動産)

ちなみに、2021年にオープンや新規出店・進出を行っている日系企業は少ないです。コロナ前やコロナ後の2022年に比べると減っています。ビジネス視点で考えてもビジネスを拡大させる時期ではないと考えた企業が大半です。

それでは、2021年に進出した日系企業を詳しく見てみましょう。

HY + s Beauty(美容室)

HY + s Beautyはジャカルタの美容室です。2021年にヘアサロン、ネイル&まつげサロンの2店舗をオープンしました。 日本人とインドネシア人のスタイリストがいます。また、日本人のスタイリストは24年以上のキャリア持っています。

コロナ禍でも成功するためには、豊富な経験と技術、そして生活に密着する事業であることが大切なのかもしれません。

イオン(小売)

イオンはイオンモールを2021年11月18日にタンジュン バラット店をプレオープンさせました。同社にとって都市型モールをインドネシアでオープンすることは初めてでした。

ちなみに、イオンモールBSD CITYという店舗は2015年にオープンしており、こちらは日本でイメージする地方のイオンのような外観をしています。 やはり内需を意識した業種は強くコロナ後の戦略も見据えているのでしょう。

また、2024年にはイオンモールはインドネシアで5つ目のショッピングセンターをオープンする予定です。場所はジャカルタ東部のデルタマスシティです。23年には高速鉄道が走る予定なのでさらにアクセスがよくなります。

via alma-KOTA DELTAMAS-(不動産)

大和ハウス工業と双日が手がける駐在員向けコンドミニアムvia alma-KOTA DELTAMAS-(ヴィア アルマ-コタ デルタマス-)が2021年8月に開業しました。 大和ハウス工業は2016年、双日は1996年からインドネシアに進出しています。

こちらのコンドミニアムはジャカルタから40km離れた場所にあって、官民が一体となってスマートシティ開発が進められている場所です。 ちなみに、日本人学校にも近い位置にあります。しかし、日本のように快適で安全な徒歩通学というのがインドネシアでは難しいです。

そこでこちらのコンドミニアムでは、専用の通学路を設けて安全に通学できるようになりました。 また、テニスコートやキッズルームなどたくさんの共用施設があります。

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まとめ

今回は2021年にインドネシアに進出した企業についてご紹介しました。

  • HY + s Beauty(美容室)
  • イオン(小売)
  • via alma-KOTA DELTAMAS-(不動産)

2021年は新型コロナウイルスが猛威を振るったことがビジネスに大きな影響を与えました。終わりが当時は見えなかったので、新規設備を建設したり新規オープンさせたりするリスクが取れたりしませんでした。

そのため、コロナ前に比べて2021年に進出や拡大をした日系企業は少なめでした。

また、2022年には家電量販店やホテルなどの新規ラッシュが相次いでいるので、企業も新型コロナウイルスの出口が見えて投資に踏み切ったと言えるでしょう。 当時の苦境の中、進出した企業はすごいですね。ぜひ参考にしてみてください。