インドネシアは物価が安いと言われています。

日本で暮らしていると、物価上昇のニュースがよく話題になっていて普通に暮らしていても生活の変化を感じますよね。特に日用品の値上げは生活に直結するので、できれば避けたいところです。

一方、世界的に見ても物価は上昇しており、インドネシアも経済成長につれて確実に上がっています。しかしながら、日本に比べて物価は元々安いので日本人から見ればまだ安く感じるのも事実です。

そこで今回は、インドネシアと日本の物価を比較してみましょう。

日本からインドネシアへの輸出Top10

インドネシアと日本の製品の物価比較

インドネシアで売られている製品と日本で売られている製品を以下のような項目で比較してみましょう。

  • 食料品
  • 生活雑貨

それでは詳しく見てみましょう。

食料品

結論からいえば、生活に必要な食料品(特に野菜)はインドネシアの方が日本より安いです。

それでは、インドネシアと日本の物価を比べるために、代表的な食料品ごとに比較してみましょう。 インドネシア側のデータはiconicJobの2021年の物価情報をもとに作成しており、日本側は大臣官房政策課食料安全保障室の2018、2019年の「食品価格動向調査」を参考にしています。

ちなみに、インドネシアでは重量で販売されているので、日本とは少し違います。また、ここでは生活に必需品である食品をいくつか抜粋して取り上げたので、お酒などの嗜好品が入るとまた違います。

インドネシアで卵を購入すると、1kg(16個)が20,000ルピア(約174円)です。

一方の日本は、1パック10個入りで213円です。 1個あたりに計算し直して考えると、インドネシアが1個あたり1,250ルピア(約11円)、日本は1個あたり約21円となります。

インドネシアの方が日本より1/2の価格であると言えるでしょう。

鶏モモ肉

インドネシアでは鶏モモが100gで5,495ルピア(約48円)で売られているといいます。

これに対して、日本では100gで125円です。 インドネシアの方が日本よりも半分以下の値段で販売されています。

きゅうり

インドネシアではきゅうり1本が3,990ルピア(約35円)で販売されています。

それに対して日本では1本73円です。ただし、日本側はきゅうり1kgの値段のデータなので、きゅうりの重さを100gと仮定して計算しています。

ここでも日本の方が2倍高いという結果になりました。

生活雑貨

インドネシアで必要な生活雑貨について、インドネシアにいる方のブログの情報、現地のtokopediaなどをもとに比較します。

日本側の情報は、有名なドラッグストアである『マツモトキヨシ』を参考にしています。

ティッシュペーパー

インドネシア生活をされている方のブログ「さとたす」によると、インドネシアでティッシュペーパーは1箱は大体1万ルピア(約87円)で販売されているといいます。インドネシアのボックスティッシュは1箱250枚入っています。

ブランドごとに違いますが、安いティッシュペーパーであれば1箱9,000ルピア(約79円)、高いものでは12,000ルピア(約105円)ほどです。 一方で日本側でマツモトキヨシの価格を見てみると、2023年時点でマツモトキヨシオリジナルのティッシュは200枚入りが5箱で税込349円です。

これをインドネシアと同じ条件の250枚入りで計算してみると、1箱が約87円になります。 つまり、インドネシアと日本ではティッシュペーパーが同じ値段になっています。

洗剤

インドネシア総合研究所によると、インドネシアで洗剤はRinsoの洗剤が人気だといいます。

Rinsoは粉末洗剤ですが、インドネシアでは価格が安く洗浄力の高いこちらの洗剤が人気です。 そんなRInsoは、tokopediaを見てみると2023年現在、1.8kgで50,950ルピア(約443円)で販売されています。

日本であれば、マツモトキヨシではマツモトキヨシオリジナルの粉末洗剤が900gで217円で販売されています。単純に2倍すると、434円になります。 洗剤においても、日本とインドネシアはあまり変わらない可能性があります。

日本で1.8kgの洗剤が販売されていたら、もしかしたら日本の方が安いかもしれません。 結論として日本とインドネシアでは、洗剤の価格はそこまで変わらないといったところでしょう。

直近10年でのインドネシア経済成長率について

まとめ

今回はインドネシアと日本の製品の価格を比較してみました。

全体的に見てみると、食料品はインドネシアの方が圧倒的に安いです。特に野菜やお肉などの生鮮食品は日本の半分程度の値段となっています。しかしながら、生活雑貨としてティッシュぺーパーや洗剤を見てみると、日本と変わらない価格になっています。

何もかも全てが安いというわけではなく、生活に必要な物資の価格は同じくらいです。この辺りを知っておかないと、インドネシアについて誤解してしまうかもしれませんね。

ぜひ、この記事を参考にしてみてください。