2020年に新型コロナウイルスが世界的に流行して、日本も大きな影響を受けました。

インドネシアでも多くの感染者が出ていて、一定の影響を受けています。 健康面でもそうですがビジネスでも大きな影響を受けたので、新しいビジネスモデルを考えたり戦略を再考したりしなければなりませんでした。

戦略の再考にはインドネシアでのコロナ対策やワクチン接種について知る必要があります。

そこで今回は、インドネシアでのコロナ予防接種普及率をご紹介します。

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インドネシアのコロナワクチン接種の普及率

インドネシアではワクチンの3回接種がなければ移動が不便

インドネシアでは、国内移動をする時には3回目のワクチン接種を受ける必要があります。2022年8月に通達が出されました。18歳以上の国内移動者はこの要件を満たす必要がありますが、一方で短期出張など海外からの旅行者に関しては2回目の接種が条件とされています。

ちなみに、それまで2回目の接種で全て大丈夫でしたが、陰性証明などが必要でした。3回目の条件と引き換えに陰性証明を無くしています。

インドネシアのワクチン接種率

2022年11月時点のインドネシアでのワクチン接種率を詳しくみてみましょう。 インドネシア政府が発表している情報(Situasi COVID-19 di Indonesia (Update per 19 November 2022))からの引用です。

インドネシア政府が新型コロナウイルスのワクチン接種をすべき人数に設定しているのは2億3466万6020人です。そして、インドネシアの人口は世界銀行によると、2021年時点で2億764万人なので、人口のほとんどがターゲットになっています。

ちなみに、インドネシア政府は6歳から17歳の人口にもワクチンを2回以上接種することを国内移動の条件としています。

1回目接種

1回目の接種を完了している人は2億530万6678人です。およそ9割程度の人々が1回目のワクチン接種を完了していることになります。

2回目接種

2回目の接種を完了している人は1億7222万5680人です。およそ7割程度の人々が2回目のワクチン接種を完了していることになります。

つまり、6歳以上で、何かしらの国内移動を行う予定がある人物は2回目接種をしなければならないので、これらの人々は移動を伴う経済活動ができる人々と言えます。

3回目接種

3回目の接種を完了している人は6609万4359人です。およそ3割程度の人々が3回目のワクチン接種を完了していることになります。 この層は、18歳以上で国内移動を行う条件を満たしています。

4回目接種

4回目の接種を完了している人は72万4123人です。およそ0.3%程度の人々が4回目のワクチン接種を完了していることになります。

ただし、2022年11月時点で、4回目接種の対象者は3回目の接種から6ヶ月以上経過した60歳以上の高齢者としています。

インドネシアの新型コロナウイルス感染状況

インドネシアの感染者数

National Board for Disaster Managementのデータによると、2022年11月25日現在の7日間の新規感染者平均は6,464人程度で感染者数としては微増していますが、過去のピークほどではありません。

2021年7月と2022年2月には、7日間の平均感染者数が約5万人になっており、それと比べると減少傾向ではあります。

インドネシアの感染対策の特徴

インドネシア政府はコロナ対策をこれまでやってきましたが、その特徴はトップダウンであることと現場のフレキシブルさです。

たとえば、感染者が増えるとすぐに人々の移動を止めるという素早い意思決定ができる一方で、それによる弊害は対応できる人々でなんとかするといった感じです。

インドネシアの感染に対する政策

2022年11月現在、インドネシアで新型コロナウイルスに対する規制は全国一律ではなく、場所ごとに違っています。具体的には、ジャワ島とバリ島とそれ以外の地域に分けて違った内容の行動制限を出しています。

行動制限にはレベル1からレベル4まであって、出勤や通学などの日常生活からショッピングなどが制限の対象になります。 ちなみに、スマートフォンのアプリである「Pedulilindungi」を使って感染者のスクリーニングが行われています。

ちなみに、最新の感染対策をご覧になるには、在インドネシア日本大使館のホームページを確認しましょう。こちらを見て理解しなければ、罰金の対象になりかねません。注意しましょう。

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まとめ

今回はインドネシアでの新型コロナウイルスのワクチン接種の普及率に関してご紹介しました。 インドネシアでは、7割の人々が2回目、3割の人々が3回目の接種をしていることがわかりました。国内移動を考えると3回目接種の割合が今後も増えてくるかもしれません。

また、日本から渡航する場合も3回目接種を目安に考えておけばいいですね。 ぜひ、参考にしてみてください。