インドネシアには日本と同じような休日があります。
インドネシアで働いたり留学したりする際には、休日がどれくらいの頻度であるのかを把握しておきたいですよね。人々にサービスを提供するならば休日の消費動向は大切ですし、留学ならば友達と遊びに行くタイミングを合わせたいところです。
そこで今回はインドネシアの休日がいつかわからない人のために、インドネシアの休日は何があってどれくらいあるのかを詳しく解説します。
インドネシアの休日や祝日の実態
土曜日と日曜日はが基本的な休み
インドネシアは日本と同じで土日が休みです。基本的に土曜日と日曜日は学校や会社はお休みなので、日本と似ていますね。 ただし、生活に直結するスーパーなどは土日でも開いているので、これも日本と同じように大部分の人がお休みと考えていた方がいいでしょう。
インドネシアの祝日
国際機関日本アセアンセンターによると、インドネシアの祝日は2022年を例にすると以下のようになっています。
日付 | 休日 |
---|---|
1月1日(土) | 新年 |
2月1日(火) | イムレック |
2月28日(月) | ムハマッド昇天祭 |
3月3日(木) | ニュピ(サカ暦新年) |
4月15日(金) | キリスト受難日(聖金曜日) |
5月1日(日) | レイバー・デ― |
5月2日(月) ~3日(火) | イドゥル・フィトリ(断食明け大祭) |
5月16日(月) | ワイサック(仏教大祭) |
5月26日(木) | キリスト昇天祭 |
6月1日(水) | パンチャシラの日 |
7月9日(土) | イドゥル・アドハ(犠牲祭) |
7月30日(土) | イスラム暦新年 |
8月17日(水) | インドネシア共和国独立記念日 |
10月8日(土) | ムハマッド降誕祭 |
12月25日(日) | クリスマス |
こちらの表からわかるように、年間で16日の休日があります。 2022年の休日は2021年の9月にインドネシア政府が発表しました。
注意①インドネシアの祝日は毎年変わる
インドネシアの祝日は年によって変わります。 固定されているのは以下の5つの休日です。
- 1月1日:元旦
- 5月1日:メーデー
- 6月1日:パンチャシラの日
- 8月17日:独立記念日
- 12月25日:クリスマス
これ以外は毎年チェックをしておかなければなりません。
注意②インドネシアの祝日は宗教によって異なる
インドネシアは多民族かつ多宗教国家なので、さらに各宗教による祝日が定められています。 そして、各宗教によって採用している暦が異なっています。
たとえば、インドネシアも日本も世界的に使用しているのは、太陽暦です。しかし、イスラム教のヒジュラ暦では太陰暦、ヒンドゥー教であればサカ暦となります。 特に日本人に馴染みの深いバリ島では、ヒンドゥー教徒が多いので街の電気が消えてみんなで瞑想を行う日になります。
そのため、この日にバリ島に旅行に行った場合、ホテルことから出られず、飛行機やフェリーもストップしているので気をつけましょう。
注意③インドネシアには振替休日がない
インドネシアには振替休日がありません。 たとえば、日本であれば所定の休日が土曜日や日曜日に被ってしまった場合、その翌日である月曜日が振替休日となります。 しかし、インドネシアではこのような振替休日がないので、被っただけ損をすることになります。
インドネシアで重要なラマダンとレバランとは?
インドネシアの祝日を考える上で重要なのがラマダンとレバランです。
- ラマダン:イスラム教の断食月
- レバラン:断食明け大祭
ラマダン:イスラム教の断食月
ラマダンとは、イスラム教徒が行う断食です。日中に水や食物を口にしないことで自制心を鍛えてよりよい人間になるために行います。 また、ラマダンの時期は毎年固定で決まっていません。なぜならば、イスラム暦によって行われるので、毎年11日ほど開始の時期がズレるからです。
ちなみに、33年でラマダンの時期は季節を一巡するので「イスラム教徒は同じ季節でのラマダンを人生で2回経験する」と言われています。
レバラン:断食明け大祭
レバランとは、ラマダンが終わった後の祝日です。 ラマダンで精一杯自分の自制心を鍛えて強化した後、ラマダン達成を祝うための期間として設定されています。
少し長い休日になるのでこの期間を利用して帰省したり、お墓参りに行ったりします。日本で言う正月休みになるので、人々の移動が活発になります。
まとめ
今回はインドネシアの休日についてご紹介しました。
インドネシアには休日がおよそ16日程度存在します。日本でも国民の祝日として16日が定められているので、日本と祝日の日数はそこまで変わりません。 ただし、インドネシアでは振替休日が行われないので、日本より短く感じてしまうかもしれません。
また、宗教ごとの休みがあって、それに応じて社会の動きもストップすることもあるので覚えておいた方がいいですね。 また、ラマダンとレバランは日本にない習慣であり、インドネシアで生活したり、インドネシア人と付き合ったりする上で覚えておかなければならない習慣です。
ぜひ、この記事を参考にしてみてください。