インドネシアでビジネスを始めるメリットはたくさんあります。
日本国内の経済の先行きが怪しくなったことや、国外に進出する企業が増えたことでインドネシアでビジネスを始める人も多くなりました。
しかし、インドネシアでビジネスをやった経験がなければ、どういったメリットがあるのかよくわかりませんよね。
そこで今回は、インドネシアでビジネスを行うメリット5つについてご紹介します。
インドネシアでビジネスを行うメリット5つ
インドネシアでビジネスを行うメリットには以下のようなものがあります。
- インドネシアは資源が豊か
- インドネシアには親日家が多い
- 購買意欲が大きい
- 物価や人件費が安い
- 外資間の競争が少ない
それでは順番に解説します。
インドネシアは資源が豊か
インドネシアは資源が豊富です。
インドネシアは島国なので国土が狭いと思いきや、日本の5倍ほどの面積があります。
この国土を生かして、農林水産業を中心に豊富な資源を生み出しています。
また、天然ガスや石炭などの資源も豊富なので、エネルギー面でも安定するでしょう。
資源を生かしてビジネスを行うことで、非常に安価なコストでビジネスをスタートできる可能性があります。
インドネシアには親日家が多い
インドネシアには親日家が多いです。
その理由は主に2つです。
- スカルノ大統領の影響
- 日本文化の影響
これらの影響で、日本人がビジネスを始めても受け入れてもらいやすいでしょう。
スカルノ大統領の影響
スカルノ大統領とは、インドネシア建国の父と呼ばれる人物で、インドネシアの初代大統領でもあります。
インドネシアは長らく植民地支配を受けており、1945年から1949年までのインドネシア独立戦争を経て独立を達成しました。
この時にインドネシア側について独立戦争に参加した日本人がいます。
このことについて、スカルノ大統領は日本に感謝の意を示しており、それが国民にも広がったと言われています。
また、スカルノの奥さんは日本国籍を有するデヴィ夫人ということも大きいです
日本文化の影響
日本にはアニメや漫画といったポップカルチャーがありますが、これはインドネシアでも人気です。
その影響を受けて日本に対してポジティブなイメージをもつ親日家が増えたと言われています。
日本で人気なコミケは、インドネシアでも開催されており、日本文化の影響力の大きさがわかりますね。
購買意欲が大きい
インドネシアには豊富な購買意欲を持った人々がたくさんいます。
近年急速に発展して、それに伴って中間所得層が増えています。10年間で12倍以上にも伸びていると言われていて、今後の経済成長次第ではまだまだ伸びる可能性があります。
さらにインドネシアのGDPは内需の割合が50%を超えています。つまり、お金を持った人が自分の国にお金を落として経済が回っています。
今後も中間所得層が増えれば、内需も拡大して、自社のサービスやモノを使用してもらえる可能性が高いです。
物価や人件費が安い
インドネシアの物価や人件費は日本に比べるとまだまだ安いです。
そのため、ビジネスにかかるコストを大幅に削減できるでしょう。
たとえば、各国の物価の違いを表すビッグマック指数というものがあります。
こちらは、各国のビッグマックの価格を比較したものです。
2021年7月時点では、日本のビッグマックは390円なのに対して、インドネシアのビッグマックの価格はわずか257円です。
生活費も安くなるので現地で生活してビジネスを行う場合も有利になります。
また、ジャカルタ州の最低賃金は464万1854ルピア(約3万7000円)です。日本に比べて安いことがよくわかりますね。
外資間の競争が少ない
インドネシアは外資間の競争が少ないです。
この理由はインドネシアの公用語はインドネシア語であり、英語ではないからです。
他のASEAN諸国を見ても、マレーシアやシンガポールの公用語は英語であり、世界各国からさまざまな企業が参入しています。
一方で、インドネシアはインドネシア語のハードルがあるため、企業が参入しにくいです。
ハードルが高いのはデメリットである一方で、その壁で守られていることにもなるので必然的に敵が少なくなるのは大きなメリットです。
また、言語的なハードルといっても、他の東南アジア諸国の言語に比べるとかなり簡単です。
タイ語やベトナム語であれば、発音や文字を覚える必要がありますが、インドネシア語はそこまでの労力を使わずに取得できます。
インドネシアビジネスのメリット5選【まとめ】
今回は以下のようなインドネシアでビジネスを行うメリット5つについてご紹介しました。
- インドネシアは資源が豊か
- インドネシアには親日家が多い
- 購買意欲が大きい
- 物価や人件費が安い
- 外資間の競争が少ない
インドネシアは資源が豊富であり、購買力のある人も増えています。
また、親日家という土壌が整っているため、日本人がビジネスで参入もしやすい一方で、外資はインドネシア語の壁があるので参入してきません。
物価や人件費が安いこともビジネスをする上でメリットになりますね。
ぜひ、参考にしてみてください。