インドネシアにも多くの公共交通機関があります。 インドネシアの人々は多いので、それを支えるためのインフラは欠かせません。
その一方でインドネシアのインフラはまだ日本より発達していないのが現状です。 また、インドネシアに渡航する予定がある場合は、現地の交通事情がどうなっているかを把握することは生活に直結するのでとても大切です。
そこで今回はインドネシアにどのような公共交通機関があるのか、また発展状況はどうなっているのかなど、詳しく説明します。
インドネシアの公共交通機関
インドネシアには以下のような代表的な公共交通機関があります。
- 飛行機
- 電車
- 地下鉄
- バス
- タクシー
項目だけ見ると、他の国々と変わりません。しかし、発展の度合いが異なっているので、詳しく解説します。
飛行機
インドネシアは数々の島から構成される島国なので、主に島を跨いで移動する時に飛行機が使われています。 その中でも外国人に馴染みがあるのが、ジャカルタ近くにあるスカルノ・ハッタ空港とバリ島にあるデンパサール空港です。
また、インドネシア国内には、エアアジアを中心とするLCCが進出しており、安価に移動ができます。先ほどのジャカルタとバリでは、特にセールをやっていなくても片道5,000円から6,000円で購入可能です。 インドネシアで長距離移動する場合はベストな選択肢です。
ただし、インドネシアの飛行機は他のアジアの国々より事故が多いです。 Newsphereによると、アメリカ政府はインドネシアで飛行機の墜落事故が多いのは専門知識や十分な訓練を受けた乗員の不足、記録管理や検査手順に不備があるからだと指摘しています。
電車
インドネシアでは電車が走っています。ここでは、ジャワ島とスマトラ島で走る電車について取り上げます。日本でいわゆるローカルの普通列車と呼ばれる電車です。インドネシアの国土面積は広いので、総合の距離は4,000kmを超えているとも言われます。
一方で日本人がこの電車に乗る人は少なく、長距離移動であれば時間もお金もかからない飛行機の移動を選びます。現地の人であればジャカルタから、インドネシア第2の都市であるスラバヤに移動するために使う人が多いです。
また、豪華車両も走っており、ジャカルタからスラバヤまでリクライニング可能な席に座って9時間の旅を楽しめます。価格は約9,000円です。 鉄道好きにおすすめの移動方法ですね。
地下鉄
インドネシアのジャカルタには、地下鉄(MRT)が走っています。
2019年に初めて開業したのでまだ歴史が浅いです。 南北線と東西線というシンプルな路線を計画して建設され、南北線の一部がオープンしました。こちらの地下鉄は日本が府開発援助で関わっています。また、車両も日本の地下鉄と同じような見た目をしているのが特徴です。
初乗りは3000ルピア(約30円)なので、日本に比べて安いです。ただし、路線が少なく駅の場所も限られているので、自分の行きたい場所に地下鉄が走っている時だけ乗るのがよいでしょう。
バス
インドネシアには、短距離と長距離両方のバスが走っています。た たとえば、短距離で市内を走るようなバスであれば、ジャカルタのトランスジャカルタが有名です。バス専用の交通レーンも作られており、30円以下で市内を移動できてしまいます。
一方で長距離バスは、地元の人々が長い距離を移動する時のメジャーな移動手段となっています。時間はかかりますが、安く移動できます。 たとえば、ジャカルタからバンドンまで走る高速バスがあります。こちらは日本円で1,500円程度です。
最短で3時間ほどですが、渋滞に巻き込まれると6時間から7時間はかかります。 バスは運賃が安いですが、その代わり渋滞に巻き込まれる恐れがあることに注意しましょう。
タクシー
インドネシアにはタクシーが走っています。タクシーで長距離を移動する人は少ないですが、短距離であれば自分の行きたいところにフレキシブルに移動できるので、日本人はよく利用します。 その一方で怪しいぼったくりに出会ったり、客引きが激しかったりするので注意しましょう。
ブルーバードというタクシーならば比較的安心です。 もしくは、配車アプリを使うと楽でしょう。場所を選んで待っていると車両がやってくるので、後は料金を支払って乗車するだけです。たまに悪質なドライバーもいますが、それでも普通のタクシーに比べると極めて安全です。
ちなみに、タクシーであれば渋滞に巻き込まれるリスクはゼロにならないので注意しましょう。一方でバイクタクシーを予約できれば、渋滞をすり抜けられる可能性があるので比較的早く到着できるかもしれません。
まとめ
今回はインドネシアの公共交通機関についてご紹介しました。
- 飛行機
- 電車
- 地下鉄
- バス
- タクシー
インドネシアはジャワ島であれば、さまざまな交通の選択肢がありますが、地方であればバスやタクシーでの移動が基本となります。 また、島をまたぐ移動に関しては、飛行機に乗ると時間もお金も負担は大きくありません。 ぜひ、参考にしてみてください。