日本人とインドネシア人のカップルは意外といます。
現在ではインターネットが発展して日本にいながら外国人のパートナーを見つけることが容易になってきました。国際カップルや国際結婚も増えているのが現状です。 また、LCCが発達して近い外国ならば国内旅行の感覚で遊びに行けるようにもなりました。
外国にお互いが住んでいても昔に比べて簡単に会いに行けます。しかし、それでも毎週のように会いに行くのは金銭や時間的に負担になりますね。
そこで今回は、日本とインドネシアの長距離・遠距離恋愛について深掘りしていきましょう。
国際結婚は昔より増えている!
厚生労働省によると、夫が日本人で妻が外国人なケース、夫が外国人で妻が日本人なケースは年々増加しています。 たとえば、昭和45年には夫が日本人で妻が外国人であるカップルの結婚は2,108組でしたが、平成21年には26,747組と10倍以上に増加しています。
一方で、夫が外国人で妻が日本人なケースは昭和45年時点では、3,438組でしたが、平成21年には7,646組と2倍近く増加しています。 また、傾向として特徴的なのは、昭和45年時点で国際結婚と言えば、日本人男性が韓国・朝鮮籍の女性と結婚するケースが多かったことです。
そして、日本人女性と韓国・朝鮮籍の男性が結婚するケースも多く、さらに日本人女性はアメリカ人男性と結ばれることもありました。
しかし、最近では両方の国籍のバリエーションが多くなってきました。つまり、日本人の男性と女性がともに韓国・朝鮮籍やアメリカ国籍のパートナーを見つける以外に他の国のパートナーを見つけるケースも増加したのです。
ちなみに、離婚マガジンによると、日本人同士の結婚に比べて国際結婚は1/20程度ですが、日本人同士の結婚よりも国際結婚の方が離婚率が高いと言われています。日本人同士の離婚率は35%程度ですが、国際結婚は50%程度です。
やはり国を跨ぐと文化や慣習、価値観が異なるので折り合いがつかない夫婦が増えるのではないでしょうか。
日本人とインドネシア人の結婚は?
日本人とインドネシア人の夫婦は、やや知名度がありませんがそれでも増加していると言えるでしょう。
日本人の国際結婚と言えば、日本人男性のパートナーとしてメジャーなのは中国、韓国、フィリピン、タイで、日本人女性のパートナーとしては韓国、アメリカ、中国、ブラジルといった国々が上位を占めます。 インドネシアはこの上位国に入っていません。
2015年の国勢調査の結果を見てみると、夫が日本人で妻がインドネシア人という夫婦は2,508組になっています。これは大体、日本人男性とベトナム人女性の夫婦の2,925組に近い値で、日本人男性とタイ人女性夫婦の1/6程度です。 逆に夫がインドネシア人で妻が日本人女性という夫婦は1,634組存在しています。
これは日本人女性がフィリピン人男性と夫婦である2,068組の数字に近いです。ちなみに、夫が中国人男性で妻が日本人女性である夫婦の1/10程度になっています。
インドネシアと日本の恋愛
インドネシアと日本の遠距離恋愛は可能です。その理由を以下の観点から見てみましょう。
- 時差
- 渡航
- 文化・慣習
時差
インドネシアにはタイムゾーンが3つあり、日本とインドネシアの時差は0〜2時間です。 日本とインドネシアの時差はジャカルタの場合、2時間しかありません。
そのため、1日を通しての行動はほぼ日本とインドネシアで変わらないので、ビデオ電話などを行う場合であっても比較的予定を合わせやすいでしょう。 一方で、バリであれば日本との時差が1時間です。もっと日本と時間を合わせやすくなります。
そして、インドネシアの東部であるジャヤプラなどになれば、経度的にも日本と変わらず時差はありません。
渡航
日本とインドネシアの距離はおよそ5,000km離れています。東京から大阪が約500kmなのでその10倍になります。 しかし、その一方日本からインドネシアはLCCが就航しています。たとえば、羽田からジャカルタまでLCCであるエアアジアが就航しており、片道であれば2万円以下で渡航できます。
国内の移動手段である新幹線の料金と変わりません。日本国内の遠距離恋愛かと思ってしまうくらいです。
文化・慣習
文化・慣習が日本人とインドネシア人の国際結婚を悩ませます。 日本人は文化や慣習が統一されている方ですが、インドネシアであれば民族や宗教ごとに文化や慣習が異なります。そのため、パートナーの家族の慣習を知る必要があります。
ちなみに、インドネシアであればマジョリティはイスラムなので、日本と価値観や文化が異なります。しかし、それを乗り越えて国際結婚をしている人もいるので不可能ではないでしょう。
まとめ
今回はインドネシアと日本の長距離・遠距離恋愛についてご紹介しました。 国際結婚は昔に比べて増加しています。日本人とインドネシア人の国際結婚はまだメジャーな国となっていませんが、確実に結婚する組数も増えています。
また、日本人とインドネシア人の恋愛や結婚に関しても、時差や距離といったハードルをあまり感じられません。ハードルとなるのは、文化や慣習ですが、相手を思いやる気持ちがあれば乗り越えられます。
ぜひ、参考にしてみてください。