日本からインドネシアへの輸出Top10

日本とインドネシアの貿易は盛んです。

日本からインドネシアに対して多くの物が輸出されていますし、その反対も盛んです。この貿易を見れば2国間の関係がどうなっているかわかります。どのようにして相互に支えあっているのかわかりやすいです。

特にインドネシアから日本にはエネルギーが輸出されているので大事な関係と聞きますが、逆に日本からインドネシアへの輸出はどうなっているのでしょうか。そこで今回は日本からインドネシアに対してどういった物を輸出しているのか詳しく解説します。

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OECによると、日本からインドネシアへは以下のようなものが輸出されています。

順位	項目	輸出額（百万USドル）	割合
第1位	自動車関連部品	763	8.26%
第2位	鋼板	264	2.86%
第3位	自動車	220	2.38%
第4位	産業用プリンター	184	2％
第5位	エンジン部品	206	2.23%
第6位	旅客船と貨物船	164	1.77%
第7位	ゴムタイヤ	161	1.74%
第8位	銅	157	157
第9位	電圧保護具	155	1.68%
第10位	貴金属	148	1.61%

（2020年のOECのデータに基づき筆者作成）

日本からインドネシアに対して最も輸出が盛んなのが自動車関連部品です。

取引額は763M米ドルで、輸出全体の約8％を占めます。日本から自動車関連部品を輸出して海外で組み立てるケースが一般化してきておりインドネシアも同じです。また、日本の優れた自動車部品ニーズもあるため、このように大きな貿易額になっています。

第2位が鋼板です。取引額は264M米ドルで、輸出全体の2.86%を占めます。第1位の自動車関連部品と比べて若干の開きがありますが、こちらもニーズがあります。鋼板はさまざまな建築物、そして交通車両など社会生活に欠かせないインフラに使われます。

第3位は自動車です。取引額は220M米ドルで、輸出全体の2.38%を占めます。インドネシアでは日本の中古車が街中を走っています。自動車はメンテナンスを行うと比較的長い時間乗車できます。新興国では新車は非常に高価なので、中古車を手に入れる人も多いのです。

第4位は産業用プリンターです。取引額は184M米ドルで、輸出全体の2%を占めます。情報のやり取りはデジタル化が進んでいますが紙ベースでのやり取りはまだまだ需要があるのがわかります。

第5位はエンジン部品です。取引額は206M米ドルで、輸出全体の2.23%を占めます。エンジン部品も自動車を生産するのに必要なパーツであり、関連企業の中には50年以上もエンジン部品を海外に輸出している企業もあります。

第5位は旅客船と貨物船です。取引額は164M米ドルで、輸出全体の1.77%を占めます。

JICAによると、インドネシアでは日本の中古船がよく利用されているといいます。一時期はインドネシア船籍の半分が日本製でした。また、日本製の船は大きく複雑な構造で作られていることも人気のひとつです。

第7位はゴムタイヤです。取引額は161M米ドルで、輸出全体の1.74%を占めます。ゴムタイヤも自動車を走らせる上で重要なパーツになります。日本には有名なゴム関連の企業がありますが、インドネシアもゴムの生産国なのでそちらにも工場を作っています。

第8位は銅です。取引額は157M米ドルで、輸出全体の1.7%を占めます。銅は身近な生活用品に使われています。調理器具や食器など生活に密接なアイテムに欠かせません。

第9位は電圧保護具です。取引額は155M米ドルで、輸出全体の1.68%を占めます。電圧保護具は車両や家電など製品を守るために使用します。たとえば雷雨などで電圧に負担がかかる場合のプロテクターとして機能します。

第10位は貴金属です。取引額は148M米ドルで、輸出全体の1.61%を占めます。貴金属は生活に必要なアイテムから嗜好品まで幅広く利用されます。具体的には、工業や医療用品として使用する一方でジュエリーなどにも使われています。

インドネシアでのコロナ予防接種普及率

まとめ

今回は日本からインドネシアへの輸出品のトップ10をご紹介しました。

順位	項目	輸出額（百万USドル）	割合
第1位	自動車関連部品	763	8.26%
第2位	鋼板	264	2.86%
第3位	自動車	220	2.38%
第4位	産業用プリンター	184	2％
第5位	エンジン部品	206	2.23%
第6位	旅客船と貨物船	164	1.77%
第7位	ゴムタイヤ	161	1.74%
第8位	銅	157	157
第9位	電圧保護具	155	1.68%
第10位	貴金属	148	1.61%