インドネシアと日本の電圧は異なります。
もし、留学や就労、旅行などでインドネシアに渡航する場合、日本から電子機器を持っていきたいと思うでしょう。いつも使っている家電がインドネシアでも使えれば安心感があります。さらに現地で購入する必要がないので、余計な出費がなくなります。
場合によっては日本よりインドネシアで購入する方が高い商品もあるでしょう。 でも、インドネシアと日本の電圧が違うので日本の家電は使えるのでしょうか?そこで今回はインドネシアの電圧や規格、日本の家電を使う方法などをご紹介します。
インドネシアのコンセントの規格
インドネシアのコンセントの規格は以下のようになっています。
項目 | 内容 |
---|---|
電圧 | 220V (日本は100V) |
プラグの形状 | Cタイプがメイン (日本はAタイプ) |
変圧器 | 必要な場合がある |
それでは詳しく説明します。
インドネシアの電圧
インドネシアの電圧は220Vです。日本の電圧が100Vなので、インドネシアは高めとなっています。 もし、100Vで設計されている日本の家電をインドネシアで使用した場合、以下のようなことが発生しかねません。
- 電化製品が壊れる
- コンセントから火花が散る
- 電源周りが故障する
自分が使おうと思っている電化製品が壊れる可能性があるだけではなく、コンセント側も故障するかもしれません。また、火花が飛び散って事故につながるリスクもあることを覚えておきましょう。
インドネシアでは変圧器が必要?
インドネシアで日本国内の家電を使う場合、基本的には変圧器が必要です。
日本国内は100Vなので220Vに対応させなければなりません。特に消費電力が高い家電であるドライヤーなどは、変圧器を使わなければ壊れてしまうので変圧器を現地で購入するか、日本から持っていきましょう。
変圧器はネットでも数千円で販売されているので日本から持っていった方が楽かもしれません。
インドネシアのコンセントの形状
インドネシアでは「Cタイプ」という形状のコンセントプラグが使われています。
ヨーロッパや韓国などでも普及しているタイプで、日本と同じように2本の金属部分が伸びていますが、少し幅が広くて丸みを帯びた形状をしています。
なぜCタイプが採用されているのかは、インドネシアは昔ヨーロッパの植民地であったため、その名残でヨーロッパの基準に合わせていると言われています。
他にもBタイプやSEタイプという穴の大きさが違うコンセントが使われている場合がありますが、主流はCタイプです。特によく見かけるCタイプでは、窪みが発生していることもあります。
そのため、自分が使っている家電によっては、変換プラグがなければ使えないということもあるので気をつけましょう。
日本の家電をインドネシアで使う方法
日本の家電をインドネシアで使用する場合、使う家電が以下の場合で対処方法が異なります。
- 使用可:グローバル電圧に対応
- 使用不可:変圧器や変換プラグが必要
それでは詳しく解説します。
家電がインドネシアでの使用に対応している場合
自分が使っている家電がインドネシアでの使用に対応しているかどうかを調べる場合には、本体の刻印を見てみましょう。
いわゆるグローバル電圧という機器であれば、刻印に「100V-240V対応」などと記述してあります。これは100Vの電圧から240Vの電圧まで使用可能という意味で世界中のどの国であっても形状さえ合えば使用できます。
では、グローバル電圧に対応した家電にはどういったものがあるのかというと、以下の通りです。
- パソコン
- スマートフォン
- 髭剃り
日常的に使用する家電がグローバル電圧に対応し始めているので、インドネシアに渡航する前に自分のデバイスが使えるかどうかをチェックしておきましょう。
家電がインドネシアでの使用に対応していない場合
家電がインドネシアの使用に対応していない場合、変圧器や変換プラグが必要です。 ただし、別々に購入する必要はなく、変圧器と変換プラグはセットになっていることが多いのでこちらを購入すれば問題なくインドネシアで日本の家電が使用できます。
購入の際に変圧器と変換プラグが一緒になっていることを確認するようにしましょう。
まとめ
今回はインドネシアでのコンセントの規格を中心に、コンセントの形状や日本の家電をインドネシアで使う際のアドバイスをご紹介しました。
項目 | 内容 |
---|---|
電圧 | 220V (日本は100V) |
プラグの形状 | Cタイプがメイン (日本はAタイプ) |
変圧器 | 必要な場合がある |
日本の家電を使用時 | グローバル電圧なら使用可 それ以外は変圧器と変換プラグが必要 |
日本とインドネシアの電圧は100Vと220Vと異なっています。同じアジアですが電圧が違うのは不思議ですよね。また、コンセントプラグの形も違うので、電圧は問題なくてもコンセントの形が違うので差し込めないという事態も発生するかもしれません。
そういった場合は変圧器や変換プラグを使って対処するようにしましょう。必須とは言いませんが変圧器や変換プラグがあれば安心ですね。 ぜひ、参考にしてみてください。