インドネシアの治安は世界的にみてどの水準！？

インドネシアの治安は良好と言う人もいれば、悪いと言う人もいます。

インドネシアに渡航して住んでみないと、実際の治安がどういったものなのかわかりません。インドネシアでビジネスを始めようと思っていたり、留学したりしようと考えていたりすると治安問題は気になります。

もし移住するとなると、治安は自分の身の安全に直結するものなので絶対に参考にすべきです。

そこで今回はインドネシアの治安はどういった感じなのか、世界的に見て他の国と比較するとどの水準なのか解説します。

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インドネシアの治安

インドネシアの治安は、都市によって異なるので一概には言えません。そこでいくつかの都市について治安をまとめたのがこちらです。

こちらの表は、 NUMBEOという世界各都市の治安データをまとめたサイトを参考に作成しました。参考の指標として、日本の東京の安全値は75.43となっています。一方のインドネシアは1番低いところでメダンが45.61、1番高いのがスラバヤで66.79となっています。

これらの大都市や観光都市の平均を算出すると、52.725になります。ちなみにNUMBEOが発表しているインドネシア全体の治安は54.11となっているので、ほぼ近い値になっているでしょう。日本と比較してみると、20ポイント程度低くなっているので日本に比べて治安が悪いと言えるでしょう。

ただし、外を歩けないほど厳しい環境ではありません。

インドネシアの治安のポイントが52から54だと仮定して、他の世界の都市と治安を比較すると以下のようになります。

東アジアや日本人に人気な観光地の治安をNUMBEOを参考にしてまとめています。東京や台北、ソウル、上海など東アジアの地域は比較的治安が良好なことがわかります。

その一方で、東南アジア方面だと治安のポイントが少し下がります。シンガポールは東南アジアの中でも突出して治安が良好と言われていますが、バンコクは60ポイントでインドネシアより少し治安がいいくらいです。

パリやロンドン、ニューヨークといった西洋の大都市の治安ポイントは50前後なのでインドネシアの治安はそれよりも良好ということになります。

ジャカルタに旅行で行った人にインドネシアの治安状況を聞いてみると、「気をつけていれば大丈夫」と言われました。日本のようにカバンを置きっぱなしにして席取りをしたり、スマホをイジりながら街を歩いたりすると危険です。

しかし、危険な行為をしなければ犯罪に巻き込まれるリスクは少ないといいます。ただし、街の雰囲気は日本と異なり、日本人が歩いていると物珍しそうに見られたり、路上で薬物を売っていそうな人がいたりします。気をつけて過ごすべきでしょう。

外務省のデータによると、インドネシア全土には「十分注意」の勧告がなされています。さらに1段階上の「不要不急の渡航自粛」が出ているのは、中部パプア州（プンチャック・ジャヤ県、ミミカ県のみ）、中部スラウェシ州ポソ県です。

中部パプア州では、独立を求める組織がインドネシア当局に対して武装攻撃をしかけており、治安が不安定です。そして、中部スラウェシ州はイスラム過激派の残党が残っているので、何かしらの犯罪に巻き込まれるケースがあります。

あまり旅行でこれらの地域に行くことはないかもしれませんが、気をつけましょう。

インドネシアでは以下のような犯罪に気をつけましょう。

気をつけていても、以下のような犯罪に巻き込まれる可能性があります。たとえば、インドネシアでの移動はタクシーが基本になりますが、タクシー料金をふっかけられるぼったくり事件も多発しています。ライドシェアアプリを使ってトラブルに巻き込まれないようにしましょう。

そして、市場など人混みが多い場所に行く際はスリに気をつけましょう。リュックを後ろに背負っていたらチャックを開けて物を盗られるかもしれません。そして、路地裏に行くと、強盗に巻き込まれる可能性もゼロではありません。細心の注意が必要です。

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今回はインドネシアの治安状況をご紹介しました。

インドネシアの治安はニューヨークやパリより少し治安がよいですが、東京やシンガポールほど良好ではありません。気をつけて行動しなければ犯罪に巻き込まれます。また、インドネシアには危険な地域も存在するので、渡航する際はできるだけ該当地域を避けるべきです。

ぜひ、参考にしてみてください。