社内メールは業務を進める上で重要な役割を担っています。もちろん、海外とやりとりを行う場合でも同じです。

みなさんの中にはインドネシアに支社を持っており、インドネシアの支社とメールのやり取りをする必要があるという方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、実際に海外の支社とやりとりした経験がなければ、どういった感じか分かりませんよね。

そこで今回は、インドネシアに支社がある会社が社内メールでやり取りする際に重要なビジネスメールの書き出しについてご紹介します。

インドネシア支社を持つ会社が増えている

2014年に外務省が発表しているデータ「日系企業拠点数」によると、インドネシアに企業拠点を持つ日系企業は全体の6位です。中国、アメリカ、インド、タイ、ドイツに次ぐ多さです。 メジャーな国名が並んでいるので、上位の国はなんとなく納得しますね。

しかし、インドネシアがランクインしているのは意外ではないでしょうか。 実は、インドネシアは資源が豊富であり、豊富な国内市場があります、そして、さらに賃金も安いのでメリットが数多くあるのです。

そのため、インドネシアに進出する企業も多くなり、インドネシアの支社とビジネスメールでやり取りする件数も増加しています。

インドネシア支社へ送るビジネスメールには2パターンあり

インドネシア支社にビジネスメールを送るといっても、いくつかのパターンがあります。

  • インドネシア支社で働く日本人(駐在員)に送る場合
  • インドネシア支社で働く現地スタッフに送る場合

日本人の駐在員に送る場合は、これは日本の社内メールと同じような感覚でメールを送れば大丈夫です。 同じ日本人同士なので、「お疲れ様です」からメールを始めてもすんなりとやり取りを行えるでしょう。

一方で、インドネシア支社で働く現地スタッフにメールを送る場合は、日本人と同じようなビジネスメールのやり取りができるとは限りません。 日系の企業の現地支社ならば、ある程度日本語が理解できるスタッフを雇うはずですが、難解なやりとりもできるかどうかはスタッフ次第です。

日本語が通じるならば普通に対応すれば大丈夫ですが、インドネシア人の場合、英語、もしくはインドネシア語でビジネスメールを送らなければならない可能性が出てきます。 そこで英語とインドネシア語を使う場合の書き出しについてそれぞれ詳しくみてみましょう。

英語でインドネシア支社へビジネスメールを送る時

英語でインドネシア支社へビジネスメールを送る場合、以下のようなフレーズを使用するとよいでしょう。

  • How are you?
  • How’s it going?
  • How are you doing?

どれも簡単なフレーズなので、中学校の英語の授業で聞いたことがあるのではないでしょうか。 また、英語の場合は、冒頭の書き出しが非常に軽く感じられますが、メールの締めの部分で相手の体調などを気遣う言葉を挟むこともあります。 それでは順番に見ていきましょう。

How are you?

How are you?は「お元気ですか?」と尋ねるフレーズです。 メールの冒頭に、Hello,how are you?と書けばそれだけで書き出しとしては十分です。

How’s it going?

How’s it going?は「調子はどう?」と聞くフレーズです。 Hi, how’s it going?というように書けば、冒頭の挨拶としては完璧です。

How are you doing?

How are you doing?は「どうしてるの?」と聞くフレーズです。 英語には「お疲れ様です」といった表現はないので、このようなフレーズを代用しましょう。

インドネシア語でインドネシア支社へビジネスメールを送る時

インドネシア語でインドネシア支社へビジネスメールを送る場合、以下のようなフレーズを使用するとよいでしょう。

  • Apa kabar?
  • Selamat pagi/siang/sore/mala
  • Bagaimana kabarnya?

インドネシア語なので慣れないと難しく感じてしまいますが、実は英語の挨拶と同じように簡単なフレーズです。 それでは順番に解説します。

Apa kabar

Apa kabarは「お元気ですか?」という意味のフレーズです。 英語のHow are you?というフレーズに似たニュアンスで、インドネシア語で表すとこうなります。 カジュアルからビジネスまで幅広く使えるフレーズなので、覚えておくと役立つはずです。

Selamat pagi/siang/sore/mala

Selamat pagi/siang/sore/malaは「こんにちは・こんばんは」という意味のフレーズです。 なぜ、これほど単語が並んでいるのかというと、時間帯によって言い方が異なるからです。

  • Selamat pagi.:日の出からだいたい午前10時
  • Selamat siang. :午前10時から午後4時
  • Selamat sore.:午後4時から午後6時
  • Selamat malam.:午後6時以降

インドネシアと日本の時差は2時間なので、日本からインドネシアにSelamat pagi.と送っても、現地は夜だということはあり得ません。 そのため、ほぼ日本の時間感覚で送っても大丈夫でしょう。

Bagaimana kabarnya?

Bagaimana kabarnya?は「調子はどうですか?」という意味です。「お元気ですか?」という意味でも使います。 こちらは少し砕けたフランクな表現です。 そのため、こちら側が立場が上だということが明白な場合に使うとよいでしょう。

まとめ

今回はインドネシアに支社を持たれている企業内での社内ビジネスメール書き出しについてご紹介しました。 インドネシア支社といっても、インドネシアにいる日本人かインドネシア人にメールを送るかでどのように送るか変わってきます。

特にインドネシア人の場合は、英語もしくはインドネシア語を使ってやり取りする可能性があります。 ぜひ、参考にしてみてください。