インドネシアへの送金は日本と同じような感覚で可能です。
インドネシアに関するビジネスをやっていると、物のやり取りだけではなくお金のやり取りも発生します。 支払いだけではなく、国際送金を行う場面もあるのではないでしょうか。
国際送金は慣れれば簡単ですが、ルールや流れを知らなければ困ってしまうものです。 そこで今回はインドネシアへの送金に関して実際の流れや注意点などをわかりやすく解説します。
インドネシアへの送金手数料
インドネシアへの送金と言っても、インドネシアのどこにどのように送金するのかで料金が変わってきます。
大手銀行のインドネシアへの送金手数料
たとえば日本の大手銀行である三菱東京UFJ銀行を見てみましょう。
送金相手 | ネットバンク利用 | テレビ窓口 | 店頭窓口 |
---|---|---|---|
当行本支店 現地法人 | 2,500円 | 6,000円 | 7,000円 |
他行 | 3,000円 | 6,500円 | 7,500円 |
こちらの表からわかるように、三菱東京UFJ銀行の支店、もしくは現地法人に対して送金を行う場合が安くなります。 また、窓口などスタッフを利用するほど高くなります。テレビ窓口であれば少し安くなりますが、それでも5,000円以上の手数料になります。
これらを総合すると、ネットバンクを利用して系列の銀行に送金を行うのが1番安いです。 ゆうちょ銀行を利用した国際送金も、窓口ならば7,500円、ネットならば3,000円です。 そのため、大手銀行を利用してインドネシアへ送金する場合の相場は安くて3,000円と覚えておけばよいでしょう。
送金サービス「Wise」の送金手数料が安い
インドネシアに送金を行う場合、ネット銀行を利用した方が安くなりますが、その中でも安さで注目を集めているのがWiseです。
Wiseがすごい
Wiseは2011年1月に設立された、イギリスの国際送金サービスを手がける会社です。もともとイギリスとエストニアを跨いで送金を行っていた創業者が高い手数料に疑問を思って、これを解決するために設立されました。
メインの事業は国際送金ですが、最近ではマルチカレンシー口座というサービスも行っています。
通常、日本で口座を作れば日本円を預けることがメインですが、Wiseのマルチカレンシー口座はひとつの口座でさまざまな通貨を預け入れ可能です。 このおかげで送金も簡単ですし、キャッシュカードひとつで口座からお金を引き出せます。
海外在住者や海外でビジネスを行う人にとっては欠かせないアイテムになっています。
Wiseはどれだけ安いのか
Wiseの安さは主に2つです。
- 送金手数料が安い
- 為替手数料が安い
Wiseの公式ホームページでも紹介されていますが、送金手数料だけを見ればWiseより国際送金の手数料が安い楽天銀行などがあります。 しかし、その一方で為替手数料も取られます。Wiseは為替手数料が安いのでトータルで見ると最安クラスになってくるのです。
Wiseを使ったインドネシアへの送金方法
それでは、安くて簡単なWiseを使った送金方法をご紹介します。 具体的な送金の流れは以下のようになります。
- アカウントを作成してログイン
- 送金する金額と相手を選択
- 送金の目的を入力
- 受け取り相手の情報を入力
- 入金の方法を指定
- 入金して送金完了
まずはWiseのアカウントを登録しましょう。 アカウントの登録は、メールアドレス、もしくはSNSのアカウントがあれば完了します。
そして送金メニューをクリックして、それだけの金額を送金するのか具体的に入力します。その際に手数料がいくらで、相手の受け取り金額も表示されるようになっているので参考までに確認するとよいでしょう。 それから相手と自分の情報を入力していきます。
画面に表示された内容に従って進めましょう。自分と相手の個人情報などを入力した後に本人確認が行われます。 現住所が記載されている顔写真付きの身分証明書を使って手続きを進めます。また、スマホの自撮り機能も使用して本人確認が進められます。 それが終わると最終確認画面になります。
入金方法を選択して入金を行えば送金完了です。
インドネシアへ送金する際の注意点
インドネシアへ送金する際には以下のようなことに注意しましょう。
- 日数がかかる
- 手続きに本人確認が必要
- 大手銀行は手数料が高い
日本国内の送金でもそうですが、即時に相手の口座にお金が振り込まれるわけではありません。どんなに早くても1日程度かかってしまいます。銀行によっては1週間くらいかかるので注意しましょう。 そして、Wiseで送金する時のように本人確認が必要な場合があります。
この本人確認がすんなりとできれば問題ありませんが、時間がかかることもあります。 特にインドネシアにいて初めて遠隔で日本国内から送金しようと思ったら、本人確認ができなくて困るかもしれません。日本国内であらかじめ準備しておくべきです。
それから最初に見たように、大手銀行は国際送金の手数料が高いので注意しましょう。ネット銀行やWiseを使って経費を削減するべきです。
まとめ
今回はインドネシアに送金を行う際の方法や注意点についてご紹介しました。 大手銀行は手数料が高く、Wiseの送金が安くて早いです。 そのため、Wiseを使うことがベストな方法ですが、それでも少し日数がかかったり本人確認が必要だったりします。 ぜひ、参考にしてみてください。