会社で仕事をしていると、eメールを送る際の修飾文に慣れないといけませんし、多くの人々は、一般的で世間に知られている文章を使えばいいと安心してしまい、例えば冒頭の文章がそれに当たります。
ただ同じ文章を長い間ずっと使ってしまうと、それでは読む人が退屈になってしまいます。
eメールの最初の部分、つまり冒頭の文章は一番大切な部分です。冒頭の文章が相手の興味を引いたり、良い印象を与えるものであれば、読む人はあなたのことを立派なビジネスマンだと感じるでしょう。
ただし残念ながら、全ての人々が実際に適切な冒頭の文章を使っている訳ではありません。
今回は、ビジネスメールの書き出しのテンプレートをご紹介させて頂きますので、
一緒に見直してみましょう。
初めてのインドネシアの方に送るビジネスメールの書き出しテンプレート6選
様々な場面で使える冒頭の文章や挨拶
1.正式な場面
- どうも初めまして、自己紹介をさせて頂きます。Izinkan saya memperkenalkan diri
- お元気ですか。Apa kabar?
- よい週末をお過ごしのことと思います。Saya harap Anda menikmati akhir pekan
- お変わりなくお元気でいらっしゃいますでしょうか。Saya harap Anda dalam kondisi yang baik
- 楽しい週末をお過ごしのことかと思います。Saya harap akhir pekan Anda menyenangkan
- よい1日をお過ごしになられますように。Semoga hari Anda menyenangkan
2.用件を切り出す場合
- 以前一度お話をさせて頂いた通り。。。Seperti yang sudah dibicarakan sebelumnya…
- この件につきましてご存知でしょうか。。。Apakah Anda tahu bahwa…
- お伺いしたいことがございます。Ada hal yang ingin saya tanyakan…
- 念のためにお伺い致しますが、こちらの案件につきましては。。。Hanya ingin memastikan, apakah proyek ini…
- 私はちょうど今、あなたの会社からお返事を受け取りました。Saya baru saja mendapatkan kabar bahwa perusahaan Anda…
- 私から、いくつのかのご提案をさせていただけますか。Saya memiliki beberapa saran untuk…
- 現在確認中です。Saya sedang mengecek…
- もう一度検討させて頂きたいと思います。Saya ingin berdiskusi kembali mengenai…
- この話し合いを続けさせて頂けるように。。。Untuk melanjutkan diskusi kita…
3.個人的な用事のため
- おめでとうございます、。。。Selamat atas…
- あの計画は進んでいますか。Bagaimana kabar proyek…?
- 休暇をどうぞお楽しみ下さいませ。Saya harap Anda menikmati liburan Anda
- あなたの。。。での演説をとても気に入りました。Saya suka sekali pidato Anda di…
- 先日は。。。でお会いさせて頂き、とても嬉しかったです。Senang sekali bisa bertemu Anda kemarin di…
eメールの冒頭の文章はその時の状況や立場によって、使い分けなければいけません。例えば、顧客や上司にeメールを送る場合には、冒頭の文章も正式なものを使いましょう。
そうは言っても、古くから付き合っている友人や親しい家族にeメールを送る場合には、多少ユーモアのある冒頭の文章を使うこともできます。
4.正しい挨拶の表現
正式なeメールを送る場合には、冒頭には挨拶の文章を書かなければいけませんが、これは普段私たちが他人の家にお邪魔する場合に、家に入る前にまずは挨拶をしなければいけないことと同じです。
インドネシア語で正式なeメールを送る場合には、下記のような冒頭の挨拶を書くと良いでしょう。
- アッサラーム・アライクン。(時間に関係なく用いられるイスラム教徒の挨拶)Assalamualaikum
- 敬意を表します。Dengan hormat
- 最大の敬意を表します。Yang terhormat
- 私どもが敬意する。Yang kami hormati
- 上記の文章の語尾に男性( Bapak),女性( Ibu)、男性 (Saudara) と女性 (Saudari) 、
そして相手の名前を書きます。
もし相手の名前がまだ分からない場合には、 “Yang terhormat Bapak/Ibu”または “Kepada pihak yang berkepentingan”と書いておけば十分です。
5.正しい自己紹介
このeメールが誰から送られてきたのかを相手に伝えるために、自己紹介は必ず書かなければいけません。また使う言葉は標準語が望ましいです。
6.挨拶
そのeメールがどこかにいる人に宛てられる言葉です。正式なeメールでは、“Dear”という言葉がよく使われ、下記にいくつかの例をあげます。
- Dear 男性Bapak
- Dear 女性Ibu
- Dear Mr. Brown
- Dear Ms. Lopez
- 関係者の皆様へKepada Yang Bersangkutan
- Dear Dr. Smith
“Dear Bapak” や “Dear Ibu”という書き方は、そのeメールを読む相手が男性なのか女性なのか判らない場合には使わずに、 “Dear Bapak atau Ibu” と書きましょう。
また”Halo”,という言葉は正式には丁寧ではありませんが、お互い知らないもの同士がeメールのやりとりを始める時には、フレンドリーでとげとげしくない言葉だといえます。
またあなたからみて相手が、管理職や年上に当たる場合には、eメールには“Dear Mr. Jones,” “Dear Ms. Lopez,” や “Dear Dr. Smith.” “Dear Dr. Smith” を使うようにして、メールとは関係のない、相手のプライベート(既婚者からどうか)に関わる “Miss” や”Mrs.” は使わないようにしましょう。
相手のフルネームを書いた時には、姓名の綴りを間違えていないかチェックしましょう。相手の名前の綴りを間違えると、非常に悪い印象を相手に与えます。
またもし、あなたの所属する組織のモットーで、正式なeメールを使わない場合は、簡単に”Hai”という言葉を使いましょう。相手の名前を書く場合には、”Hai John.”という風に書きましょう。
ただ気をつけなければいけないのは、正式でない挨拶の方がより好意的に受け取られるという意見もあるかと思いますが、これは無理があると言えるでしょう。少しでも自信がなければ、ちょっと丁寧すぎる位のeメールの挨拶の方が無難です。
全く正式から外れてしまった、ビジネスでのeメールというのについて、専門家が指摘することは、ビジネスでのeメールを始めたり結んだりするのにあたって、言葉を省略して使うことは良いことではないそうです。
下記にあげる言葉は、プロフェッショナルなeメールでは使わないようにしましょう。
- Hey
- Yo
- Sup atau Whassup
- ? (?マークからeメールの文章を始めることMembuka sebuah email dengan tanda tanya)
初めてのインドネシアの方に送るビジネスメールの書き出しテンプレート6選
インドネシア社会の人々は皆社交的で非常に明るい性格の人が多く、それはビジネスをする人達にも同じことがいえます。ですので、相手に対してなるべく明るく楽しい印象を与えられるような冒頭の文章を書くことができれば、ビジネス相手とよい関係性を持つことができます。
それとは逆に注意しないといけないことは、既に前述しましたが、相手の名前の綴りもそうですが、特に相手の性別を間違えないように注意しましょう。
というのも、インドネシアの男性と女性には共通する名前が多数存在しますので、どちらから自信がない場合はあえて性別は書かない方が無難です。