インドネシアで生活する上で乗り物に乗ることは欠かせません。
日本でもそうですが、近距離や遠距離を移動するためには公共交通機関を利用するのが1番です。
しかし、国が変われば公共交通機関の価格も変わってきます。
そこで今回はインドネシアで生活する時に必要な公共交通機関の価格などについて説明します。
インドネシアの公共交通機関
インドネシアには、以下のような公共交通機関があります。
- 鉄道
- バス
- タクシー
- 飛行機
- フェリー
日本と基本的に交通機関のバリエーションは同じです。 また、価格は以下のようになっています。
移動手段 | 大まかな料金 |
---|---|
鉄道 | 3000ルピア〜 |
バス | 3500ルピア〜 |
タクシー | 7500ルピア〜 |
飛行機 | 114万ルピア〜 |
フェリー | 25万ルピア程度 (1泊エコノミー) |
それでは詳しく解説します。
鉄道
インドネシアには大きく分けて3つの鉄道があります。
交通手段 | 料金(初乗り) |
---|---|
地下鉄 | 3000ルピア |
普通電車(KRL) | 3000ルピア |
インドネシア高速鉄道 | 25万ルピア? |
地下鉄
インドネシアの地下鉄はジャカルタを走っています。ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)とも呼ばれ、日本の企業である三井物産や神戸製鉄所も設計に関わっています。
もともと、ジャカルタは人口が多すぎることとインフラが整っていないので自動車の渋滞が社会問題となっていました。これを解決するために2019年に生まれたのが地下鉄です。 ジャカルタの街を約16キロにわたって30分程度で走ります。
初乗りは3000ルピア(約25円)で、始発から終点まで1万4000ルピア(約110円)で日本人感覚からはリーズナブルな価格設定です。
普通電車(KRL)
ジャカルタの中心部と近郊のベッドタウンを繋ぐ、コミューター鉄道(KRL)が走っています。日本のJRの古い車両がそのまま使われていることもあって、日本の鉄道ファンにも人気です。 初乗りは3000ルピア(約25円)で、遠くに行けば行くほど値段が上がっていきます。
2019年時点で、ジャカルタのターミナル駅「Jakarta Kota」から1番遠い「Rangkasbitung」までの運賃は9000ルピア(約25円)となります。
インドネシア高速鉄道
インドネシア高速鉄道は2022年12月17日時点で未開通ですが、ジャカルタからバンドンを結ぶ高速鉄道です。日本で言う新幹線で、2023年に開業の予定です。
運賃に関してはまだ検討の段階で、2022年8月の時点では運営会社のクレタ・アピ・インドネシアは片道料金が25万~35万ルピア(約2,200~3,100円)になると発表しています。 都市間を結ぶので、地下鉄などに比べると高値なのでどれくらいの人が乗るのか注目です。
バス
インドネシアではバスが走っています。バスは鉄道に比べて運賃が安くて、生活する上でもっとも身近なインフラです。 一方でバスにも路線バスから高速バス、空港までのエアポートバスなどさまざまな種類があります。そのため、一概に運賃を断言することはできません。
交通手段 | 料金 |
---|---|
ローカルバス | 3500ルピア |
高速バス | 10万ルピア (ジャカルターバンドン) |
エアポートバス | 5万ルピア (空港ーガンビル駅) |
また、バスも数多くの種類がありますが、ここでは一部に絞っています。
ローカルバス
ジャカルタを例に見ると、トランスジャカルタというローカルバスが走っています。5時から22時まで走っており、ジャカルタの街をほぼ全て網羅しているのが特徴です。
そして最大の魅力は、どこまで行っても1回の乗車が3500ルピア(約30円)という運賃です。タクシーや鉄道よりも安く移動できるので重宝されています。
高速バス
インドネシアには高速バスが走っていますが、料金や時間も路線によって変わります。 たとえば、ジャカルタからバンドンまでであれば、10万ルピア(約800円)程度です。
エアポートバス
ジャカルタのスカルノハッタ空港と市街地を結ぶ、ダムリ社のエアポートバスがあります。 日本人が多く利用するガンビル駅やブロックMであれば、5万ルピア(440円)です。 大体1時間前後で到着するので、荷物が多い場合は選択肢になるでしょう。
タクシー
タクシーの料金は会社によって異なります。 たとえば、有名タクシー会社の「ブルーバード」を例にしてみると、初乗り料金は7500ルピア(約60円)です。 また、最近ではライドシェアのGrabやGojekのサービスもあって、こちらの方がスマホと連携してスムーズな移動ができるかもしれません。
飛行機
インドネシアで島を跨ぐ移動や、国境を跨いで動くなら飛行機がベストな移動手段です。 国際線か国内線によって価格は異なります。
たとえば、2022年12月の運賃を検索してみると、ジャカルタから国内線であれば片道1万円から移動可能です。 また、国際線であってもマレーシアやシンガポールであれば、2万円程度で搭乗可能です。
フェリー
インドネシアにはPELNIというフェリーがあって、こちらで島間を移動できます。 LCCで簡単に移動できる時代ですが、フェリーは料金がとても安く輸送力も高いので人気があります。
安いエコノミークラスならば船の中に宿泊して25万ルピア(約2,000円)で食事も無料なのでトータルで見れば安上がりです。しかし、時間がやはりかかるのでビジネス用途であれば飛行機を使うべきでしょう。
まとめ
今回はインドネシアの生活に必要な公共交通手段の料金についてご紹介しました。
移動手段 | 大まかな料金 |
---|---|
鉄道 | 3000ルピア〜 |
バス | 3500ルピア〜 |
タクシー | 7500ルピア〜 |
飛行機 | 114万ルピア〜 |
フェリー | 25万ルピア程度 (1泊エコノミー) |
近距離なら地下鉄や普通電車の移動、リーズナブルに済ませたいならバスがベストです。 一方で遠距離なら飛行機が1番ですが、費用面を抑えたいならフェリーです。 ただし、価格が安くなれば移動に時間もかかります。 ぜひこの記事を参考にしてみてください。