インドネシアでは、新型コロナウイルスが蔓延して以降、国内移動に関するルールが何度か変更されています。

世界的に猛威を奮った新型コロナウイルスですが、どの国もさまざまな規制を設けて移動を制限することによって感染拡大を防いでいます。

特に日本でも「県を跨ぐ移動は感染防止の観点から控えるように」というフレーズを聞きますが、インドネシアでは公共施設の入場に規制があります。

そこで今回は、インドネシアの入国条件と合わせて公共施設の利用に必要なコロナワクチンパスポートについてご紹介します。

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インドネシアの入国条件

インドネシアでは2022年12月16日現在、入国するためにはビザの取得が必要になっています。

新型コロナウイルスが流行する前であれば、日本人はビザを取る必要はなく、観光や親族の訪問であり30日間の滞在が目的であれば自由に入国できました。 しかしながら、新型コロナウイルスが流行してからノービザの流れは変わり、日本人はビザの取得が必要です。

インドネシアのビザ

インドネシアに入国する際には、それぞれの目的に合ったビザが必要です。 大きく分けて以下のふたつになります。

  • 到着ビザ
  • E-Visa

到着ビザは観光目的のビザで、インドネシアに飛行機で到着して空港で取得することが可能です。 また、延長も可能でインドネシアの入国管理局で30日間ほど伸ばせます。 多くの人がインドネシアを訪れる時には、こちらの到着ビザを利用することになるでしょう。

その一方で、E-Visaはオンライン申請を行って取得するもので、商談(B211)や就労(C312)といったものがあります。 観光以外のインドネシア渡航であれば、E-Visaが必要になってくるので自分の目的に合わせてビザ情報をチェックするようにしましょう。

入国に際してPCR検査の陰性証明は必要?

インドネシアに入国する場合、日本やインドネシアで行ったPCR検査の陰性証明は必要ありません。

また、到着後に抗原検査や隔離などといった措置は行われていないので、インドネシアに入国してからスムーズに移動可能です。 その一方でワクチンに関しては入国の際に条件があるので詳しくご説明します。

インドネシア渡航にはワクチン証明が必要

外国人がインドネシアに渡航する場合、ワクチン接種証明書が必要になります。

出発する日の14日前に2回以上のワクチンを接種したことがわかる英文の証明書が必要です。 また、日本政府が発行しているデジタルのワクチン接種証明書もインドネシア入国が可能となっています。

ただし、健康上の理由でワクチン接種ができない場合や18歳以下の場合であれば、ワクチン接種証明が必要ありません。ただし、それらを確認できる書類も必要なので忘れないようにしましょう。

ワクチンパスポートの使い道や利用方法

インドネシアに入国する際には、新型コロナウイルスのワクチン接種証明に加えて、トラッキングアプリ「PeduliLindungi」を自分のスマホに入れなければなりません。 トラッキングアプリと言われていますが、ワクチンパスポートとして利用することも可能です。

具体的には、ワクチン接種証明としても使用可能で公共施設に向かう際に必要になることがあります。

「PeduliLindungi」の登録方法

外国人でインドネシアで「PeduliLindungi」を使用する場合について解説します。

  • インドネシア保健省のウェブで個人情報を登録
  • 1週間後に登録結果がメールにて通知される
  • アプリを起動してワクチン接種状況を取得

インドネシアに渡航する前に準備しておきましょう。 まず、インドネシアの保健省のウェブサイトにアクセスして個人情報を入力してワクチン接種のデータを登録します。その後、登録したことを確認するメールが送られてきます。

その後、アプリを起動してからワクチンの接種状況を最新状態にアップデートすれば利用可能です。

「PeduliLindungi」の利用方法

「PeduliLindungi」はQRコードをスキャンして利用します。実際の使い方は以下のような手順で行います。

  • アプリを立ち上げてログインを行う
  • 対象施設のQRコードを見つける
  • QRコードをスキャンする
  • 入場可能かどうか色で判別を行う
  • チェックイン
  • 外出時にチェックアウトしてアプリを終了

まずはアプリを立ち上げます。そして、対象施設にはQRコードが用意してあるのでそちらを予め探しておきましょう。

アプリを立ち上げたらQRコードのスキャンが可能なので、スキャンをすると入場可能かどうか判定が行われます。

緑であればワクチン接種が行われているので入場可能ですが、ワクチン接種をしていなければ赤く表示されて入場拒否になります。また、黒色になれば濃厚接触者に該当するので入場不可になります。

注意点としては、スマホの通信状況やバッテリーの残量によってアプリの操作ができるかどうかが影響するため気をつけておきましょう。

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まとめ

今回はインドネシアの入国条件と合わせてコロナワクチンパスポートの運用についてご説明しました。

入国の条件としてPCRの陰性証明は必要ありません。しかし、ワクチン接種証明は必要です。

また、トラッキングアプリがワクチンパスポートの役割をしているので、インストールして使いこなせるようにしておきましょう。 ぜひ、参考にしてみてください。