インドネシアに日本人が入国することは簡単になりました。

日本人がインドネシアへ向かう場合、以前は隔離措置が取られており入国するのが大変でした。しかし、その一方で全世界的に人々の往来が緩和されており、多くの人が国境を跨いで移動するようになりました。インドネシアも例外ではありません。

特にインドネシアにビジネスで渡航される場合や就学で行かれる時など現地の入国事情は新しくアップデートしているので常にチェックが必要です。 そこで今回はインドネシアのビザが再開した後の手続きの変更点についてご紹介します。

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インドネシアでの入国に隔離なし

2023年1月10日現在、インドネシアに入国したとしても隔離は義務付けられていません。

2022年の3月にインドネシア政府によって新型コロナウイルスのワクチンを接種している人は、インドネシアに入国してからの隔離はないという方針に転換しました。 具体的には原則として新型コロナウイルスのワクチンを2回以上接種していなければなりません。

ワクチン接種証明とトラッキングアプリのダウンロードが必要

外国人は2回以上のワクチン接種証明に加えてトラッキングアプリ「PeduliLindungi」のダウンロードが必要です。

こちらは本人が感染者かどうか判別するとともに、感染者と接触があるかどうか判別を行うアプリです。 これによってPCR検査の陰性証明書は必要なくなりましたが、一方で新型コロナウイルスのワクチンの接種をしていない場合は、ワクチン接種が不可能であるということを証明する英文の診断書が必要です。

それから出国前に新型コロナウイルスに感染した場合は、完治したことがわかる証明書があればワクチン接種証明書の提示は不必要です。ちなみに18歳未満であればワクチン接種証明書がなくても入国可能です。

インドネシアの国内移動制限

在インドネシア日本国大使館によると、インドネシアへの入国は新型コロナウイルスのワクチン接種が2回ほど求められます。

その一方で、州や県を跨ぐ移動を行う場合、18歳以上の成人は3回以上のワクチン接種が求められます。 長距離移動の際はトラッキングアプリを提示して感染対策が行われています。この際にワクチン接種が必要となってきます。

また、インドネシアに入国してそのまま滞在先や宿泊先に長距離移動をする場合は2回目の接種で大丈夫です。 6歳から17歳は2回の接種、6歳未満はワクチン接種不要となっています。この国内移動の制限は盲点なので気をつけたほうがいいでしょう。

コロナ前とビザの状況が大違い!

インドネシアに日本人が入国する際には、有効なビザが求められます。コロナ前であれば、インドネシアに入国する日本人はノービザで渡航できました。しかし、コロナ禍になって以降、事態が変わっています。 具体的には、到着ビザもしくは一般的なビザが必要です。

到着ビザ(アライバル・ビザを取得)

インドネシアの到着ビザは、空港で取得できます。

空港にはVOAカウンターが存在するので、そちらに有効期間のあるパスポートと出国のチケット、そして現金50万ルピアを持っていくと発行が可能です。 この到着ビザを取得すれば、30日間ほどインドネシアに滞在が可能です。

そして入国管理局に行けばさらに30日間の延長が可能なので、合計で60日間ほど滞在ができます。 また、2022年11月からオンラインで到着ビザの決済がクレジットカードで可能になりました。

現地のカウンターではインドネシアの紙幣しか基本的に受け付けておらず、日本円でも支払いができるという情報もありますが1番無難なのはこちらのカードで決済することです。 両替の手続きもありません。

通常のビザ

インドネシアで長期滞在するならば、一時訪問査証や一時滞在査証などのビザが必要です。

海外事業の支援を行なっている日本橋夢屋によると、現在、ビザの運用はe-Visaと呼ばれるオンラインのシステムが導入されています。 このオンラインシステムはインドネシアにいる保証人が書類を揃えてオンラインで申請を行って電子ビザで発給されるものです。日本国内で手続きを行うことが不可能です。

つまり企業や機関などのスポンサーが必要です。 流れ的には、インドネシア国内の保証人となる企業などがオンラインで申請した後、インドネシアの入国管理局がそれを受理して、メールにてビザを発行します。

発給される側は日本のインドネシア大使館などで何かの手続きを行う必要はなく、オンラインで完結します。

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まとめ

今回はインドネシアの入国事情やビザの申請についてご紹介しました。

インドネシアに入国する場合は、2回以上の新型コロナウイルスのワクチン接種が必要となっています。また、国内での長距離移動は3回のワクチン接種が必要なので、気をつけましょう。 また、ビザに関しては、一般的なビザはスポンサーの手続きがメインとなってきます。

一方で到着ビザに関しては個人で申請を行なって空港で受け取れます。 ぜひ、参考にしてみてください。