インドネシアでの隔離期間は存在しません。
日本人を含めて外国人は現在、隔離を求められていませんが、過去にはインドネシアに入国する際には所定のホテルで隔離が義務付けられていました。 インドネシアに渡航する人にとってこうしたルール変更は間違ってしまうと罰則ものなのでしっかりと学んでおきたいですよね。
そこで今回はインドネシアへの到着時の隔離期間や隔離施設、現在の入国の状況や条件についてご紹介します。
インドネシアでの隔離はない
2023年1月9日現在、日本からインドネシアに渡航したとしても、隔離は義務付けられていません。
そのため、隔離のための準備や流れを把握する必要はないです。 しかしながら可能性は低いですが、今後の感染状況次第ではまた隔離が復活する可能性があります。特に中国からの入国者の動向が鍵を握っています。
また、新型コロナウイルスに限らず新しい疫病が発生した時に同じような隔離措置が取られるでしょう。
過去の隔離条件
人事メディアであるHR NOTEによると、2021年は、日本からインドネシアに渡航する際に厳しい隔離や入国の条件が定められていました。
また、2021年2月の段階では、一時滞在許可や定住許可などを所持している人々しかインドネシアへの入国が認められていませんでした。 隔離や入国の条件は具体的には、以下のようになっていました。
- 72時間以内のPCR陰性証明
- 到着後のPCR陰性証明
- 5日間のホテル隔離とPCR陰性証明
- 到着日から14日間の自主隔離
まず、日本にてインドネシア行きの飛行機に乗る72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明が登場時に必要になってきます。航空会社によっては48時間以内という指定もあるので注意しなければなりませんでした。
その後、インドネシアに到着してから健康カードなどが配られるのでそれらの確認が行われイミグレを抜けたら政府指定の隔離ホテルへと送られます。事前に予約していればスムーズですが、予約なしであれば適当なホテルに割り振られます。
ホテルへの移動は無料のバスが出ますが、ホテル滞在中のPCR検査とホテル滞在にかかる費用は自腹で払う必要があります。 その後5日間のホテル滞在となりますが、ここでのPCR検査が陰性であればホテルからインドネシアの滞在先へ戻ることが可能です。
14日間の自主隔離が必要なので、実質9日間ほど隔離を継続しなければなりませんでした。
最新の入国条件
2023年1月9日現在、日本からインドネシアに入国する際には以下のような条件が必要です。
- 2回以上のワクチン接種証明書
- トラッキングアプリ「PeduliLindungi」のダウンロード
- ビザの取得
ワクチン接種証明書に関しては、18歳以上の外国人は必要になってきます。また、インドネシアに出発する便の14日以上前に接種を完了したことを証明できなければなりません。
PCR検査の陰性証明などは不要ですが、その一方でワクチン接種をしていない人に関してはワクチン接種ができないという医者による診断書が必要です。ちなみに、日本を出国する前に新型コロナウイルス陽性となった場合は快復証明書があれば入国可能です。
そして、トラッキングアプリは日本にいる時にダウンロード可能なのであらかじめスマホに入れていきましょう。 また、忘れてはいけないのがビザの問題です。インドネシアに入国する際、コロナ禍前であれば日本人はビザを取得しなくてもノービザで30日間ほど滞在できました。
しかし、現在はビザの免除措置は行われていません。 オンラインビザを申請するか、もしくは空港でアライバルビザを取得しなければなりません。ただし、ビザを取得するにはいくつかの条件が必要で、パスポートの残り期限が6ヶ月以上あることと、インドネシアから出国するための航空券が要ります。
ちなみに、アライバルビザの取得には50万ルピア(約5,000円)ほどの手数料が必要です。こちらはオンラインでクレジットカードを使用して事前決済することも可能です。
入国後の移動
インドネシアに入国してから国内移動や公共スペースを利用する際には、ワクチン接種証明が必要です。 具体的には、トラッキングアプリ「PeduliLindungi」を商業施設やスーパーに入る前に提示してQRコードを読み取ります。そして、問題がなければ施設内に入れます。
そして、公共交通機関や自動車で州や県を跨いで移動する場合もアプリを使ってワクチン接種のスクリーニングがされています。また、原則として18歳以上は3回目のワクチン接種を完了していなければ長距離移動ができません。
まとめ
今回はインドネシアへの到着時の隔離期間と隔離施設についてご紹介しました。
現在では隔離は一切行われていませんが、過去には14日間の自主隔離と政府指定のホテルでの隔離が求められていました。 以前に比べて入国の条件などは簡素化されていますが、ビザが必要だったりアプリのトラッキングが行われていたりで完全な自由が戻ってきているわけではありません。
早く日常が戻ってくるといいですね。ぜひ、参考にしてみてください。