eメールは、仕事場の同僚・上司・取引先の相手に関係する会社の従業員が日頃から、たくさん使っています。
あなたはインドネシア語または英語で、eメールを返信するようにお願いされたことがありますか。単にeメールを返信するというだけですと簡単に聞こえますし、ましてeメールを送る相手と対面する必要がありませんので、気楽に感じるかもしれません。
しかし実際には、eメールの締めの文章を書くということは、以外に難しいものです。
このことは、例えば大学生が担当の講師と直接面会することができないために、eメールで連絡を取ったりする場合に、eメール以外の交信するためのメディアを使う場合でも、礼儀正しく、丁寧な文章を書くように大学生は講師から要求されます。
現代のデジタル社会では、大学生たちは皆、学習した後その課題を、序文や締めの言葉をきちんと書いた上、eメールで送らなければいけません。
インフォーマルな、同年代の友達とのeメールのやり取りに慣れてしまっていると、eメールでのやり取りは何てことのないものに感じがちで、対面で話をする場合にはどうしても冗談交じりに話をしてしまいます。
しかし、もし上司・会社の同僚・先生・講師や大切な人からフォーマルなeメールを要求された場合、どうしてもeメールを構成する各要素を無視することができなくなります。eメールの冒頭の文章だけでなく、フォーマルな文章になるよう締めの文章にも気を使わなければいけません。
今回は、正しいインドネシア語と英語の締めの文章をご紹介させて頂きます。
おさらい
1. 正式なeメールアドレス
あなたのeメールアドレスには、若者言葉やあなたの会社や名前に一切関わりがない言葉が使われていませんか。送り手は自分のeメールアドレスを軽視しがちですが、受け手の最初の印象に影響を与えます。eメールの名前をどうしようか困った時には、あなたのフルネームを使いましょう。
2. 題名欄を空のままにしない
eメールの題名欄には、あなたが送るeメールの内容に沿った題名を書きましょう。例えば、ある決められた時期の経理に関する報告を送る場合には、『2022年○○○社経理報告』などとすれば良いです。
もし、大学の課題を送るように言われたら、『名前–○○○学科課題』とすれば良いです。こういう書き方をすることで、受け取り手はあなたが送ったeメールを識別し易く、その内容も理解することができます。
3. 初めの挨拶
送るeメールには最初の挨拶や自己紹介を書きましょう。ましてや初めてeメール送る場合の相手に対しては、絶対に忘れてはいけません。
4.本文の文章
eメールを送る時、送り手はメール本文にメールの主旨を補足する文章を見落としがちですが、これはとても大切なポイントです。eメールを送る目的がドキュメントファイルを送ることであれば、本文に、そのファイルの名前・種類と締めの言葉を付け加えます。
5. 送り手の名前
送り手の名前がeメールアドレスに表示されているとしても、このメールを送っているのがあなたであるということをきちんと相手に伝えるために、メール本文の最後に、締めの言葉を書いた下にあなたの名前を書きましょう。
6. 言葉の使い方と句読点
eメールを送る前に、言葉の使い方を見直しましょう。また句読点の使い方も間違っていないか確認をしましょう。
7. 相手の就業時間中にeメールを送る
eメールを送る時、最後に気をつけなければいけないことは、eメールを送る時間です。
あなたはeメールを送った相手と直接会うわけではありませんが、eメールを送る時間については気にしないといけません。真夜中にeメールを送れば当然相手にとって失礼で迷惑がかかるので止めましょう。eメールを送る時には、就業時間中や休憩時間の前に送るようにしましょう。
インドネシア語と英語のeメールの締めの文章例
インドネシア語のeメールの締めの文章例を下記にあげますので、参考にして下さい。
インドネシア語フォーマルなeメールの締めの文章
Demikian email permohonan pengajuan pengunduran diri ini saya sampaikan. Atas perhatian Bapak/Ibu Pimpinan Perusahaan XXX, saya ucapkan terima kasih.
(以上をもちまして、私の退職のご挨拶とさせて頂きたいと思います。○○○会社の皆様に御礼申し上げます。)
Salam,(どうぞ宜しくお願い申し上げます)
Nama lengkap(フルネーム): XXX XXXX
Jabatan(役職): XXX XXXXX
Nomor telepon(電話番号)
入社志望のeメールの締めの文章
Terlampir dokumen pendukung yang diperlukan dalam proses seleksi. Saya dapat dihubungi melalui telepon di nomor XXX-XXXXX dan email di alamat@mail.com. Atas perhatian Bapak/Ibu, saya ucapkan terima kasih.
(今回の面接のために必要な書く書類を添付させて頂きますので、ご査収宜しくお願い申し上げます。また下記に私の連絡先を申し上げますので、ご確認宜しくお願い申し上げます。
この度は皆様の貴重なお時間を頂きまして、誠にありがとうございました。)
Salam,(どうぞ宜しくお願い申し上げます)
Nama lengkap(フルネーム)
講師に対するeメールの締めの文章
Terima kasih atas waktu yang Bapak/Ibu luangkan. Terlampir skripsi yang sudah saya revisi atas masukan dari Bapak/Ibu dosen.
皆様のお時間頂きましてありがとうございます。添付ファイルにて、先生方のアドバイスに従って修正した課題をお送りいたします。
Salam,(どうぞ宜しくお願い申し上げます)
Nama lengkap(フルネーム)
NIM(学生番号)
または、
Terlampir tugas mata kuliah XXX yang diberikan tanggal XX-XX-XXXX. Terima kasih atas perhatian Bapak/Ibu Dosen (Nama Lengkap).
○○○○年○月○日に受け取りました○○○の科目の課題を添付ファイルにて提出させて頂きます。
Salam,(どうぞ宜しくお願い申し上げます)
Nama lengkap(フルネーム)
NIM(学生番号)
他社に送るビジネスeメールの締めの文章
Kami terbuka dengan pertanyaan dan diskusi lebih lanjut apabila masih ada pertanyaan terkait penawaran kerja sama pada dokumen terlampir. Kami berharap dapat menjalin relasi dengan perusahaan yang Bapak/Ibu Pimpin
私どもからご提案させて頂く事業内容に関しては、添付のファイルにてご案内させて頂きますが、それに関するご質問やお問い合わせがございましたら、ご遠慮なくご連絡をお願い致します。御社の皆様と業務提携を結べることを心よりお祈り申し上げます。
Salam hangat,(宜しくお願い申し上げます)
Nama Lengkap(フルネーム)
Jabatan(役職)
Nomor Telepon(電話番号)
英語のeメール締めの文章例
英語でeメールを返信するように要求される場合もあるかもしれませんが、下記にあげる文章例を参考にしてみて下さい。
感謝の気持ちを相手に伝える英語のメールの締めの文章
You’ve doing your best. Thank you for your hard work.
できる限りのご協力、ご支援を頂きましたことに心より感謝申し上げます。
Regards,(敬意)
Full name(フルネーム)
製品をおすすめする場合の英語のeメールの締めの文章
For further information about our product, please do not hesitate to contact our customer service.
弊社の製品に関するお問い合わせがございましたら、ご遠慮なく弊社のカスタマーサービスまでお問い合わせをお願い致します。
Regards,(敬意)
Full name(フルネーム)
Job, Company(業務、会社名)
個人的なeメールの英語の締めの文章
I hope your weekend is going to be perfect. Enjoy your holiday!
良い週末をお過ごし下さい。休日を楽しんで下さい!
Cheers,(乾杯)
Full name(フルネーム)
コンプレインに対する謝罪のメールの締めの文章
We count on your understanding about the problems. We will fix it as soon as possible. Thank you for your patience.
今回の問題につきまして、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。早急に修理を行いますので、今しばらくお待ち下さいませ。
Regards,(敬意)
Full name(フルネーム): XXX XXXXX
Job, Company: XXXXX(役職), PT XXXX XXXX(会社名)
Contact: 08XXX(電話番号)
入社志望の英語のeメールの締めの文章
I hope I can be a part of your company. Thank you for taking time to review my application. I hope to hear from you soon.
貴社に入社できることを心より希望いたします。本日は貴重なお時間を頂きまして、誠にありがとうございました。審査結果お待ち申し上げております。
Sincerely,(誠意を込めて)
Full name: XXX XXXX(フルネーム)
Phone: 08XXX(電話番号)
Social media: @XXX (instagram)インスタグラム; www.XXXX.com (website)ウェブサイト
Portfolio: www.XXXX.com (参考書類)
できるビジネスは締めで個性!インドネシア流ビジネスメールの差別化
以上、今回ご紹介させて頂いた正しいインドネシア語と英語のeメールの締めの文章は、そのまま使用することもできますし、部分的に他の表現に変えたりすることも可能ですが、相手に送る前にもう一度文章や言葉を確認しましょう。
そうすることで、まだ実際に会ったことがない相手に対してもあなたが礼儀正しい人間だという印象を与えることができます。
ビジネスメールを締めの文章で上手に結ぶことは非常に大切です。というのも何かしらの返信を相手からもらって、話を次の展開に上手くもっていくことがビジネスにつながるからです。
あなたのメールを受け取った相手に対して、いかに(いい意味での)わだかまりや気になるという気持ちを持たせて、再度あなたにコンタクトをするように誘導するテクニックも非常に重要です。
例えば、あなたの会社で魅力的なSNSのコンテンツ(フェイスブックやインスタグラムなど)があれば、そのURLを締めの文章の下につけておきましょう。それを見た相手がもしそのコンテンツに興味を持てば、それはしめたものです。
また古典的な方法かも知れませんが、締めの文章に補足で、相手に対して何か質問をすることです。もし相手があなたの質問に答えてくれるようであれば、また相手と交信する機会が得られるわけですから、そういう場合にはそのチャンスを逃さないようにしましょう。